境内マップ

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境内の見所

  • 大鳥居

    大鳥居

    拝殿正面に堂々たる姿を見せる木製の明神鳥居。 物部神社にお参りに来るとまず目に飛びこんで来る巨大な鳥居は、神社の多い島根県内では木造としては最大の大きさです。 平成25年の創建1500年記念事業の一環として約10年前に作られました。

  • 手水舎

    手水舎

    「富金石」という砂金を含んだ石で作られた大変珍しい手水舎です。 石の上には「浄」「勝」「財」「健」「徳」の御利益のある曲玉が彫られており、触れるとそれぞれの御神徳を授かれるといわれています。 注がれているお水は境内の御神井から湧き出ている清らかな御神水です。

  • 拝殿

    拝殿

    社殿は入母屋造、銅板葺の屋根となっています。 昭和11~12年(1936~1937)にかけて改築され、台湾から輸入した檜を用材としてふんだんに使用しています。 拝殿内には奉納品の巨大な天狗面やマーク・エステル氏の奉納絵画「神武天皇と宇摩志麻遅命の出会い」など様々な奉納品が並んでいます。

  • 本殿

    本殿

    県内では出雲大社に次ぐ大きさで春日造りとしては日本一の規模を誇る巨大神殿です。 継体天皇8年(513)に創建され、石見銀山争奪の戦火などで三度消失しています。 そのことから「亀は水を呼ぶ」ということで火災予防の意味を込めて本殿屋根の千木の下に子どもの背丈ほどもある亀の彫刻が彫られています。 宝暦3年(1753)に再建され文政元年(1818)の修理を経て、安政3年(1856)宝暦時の規模で改修され現在に至ります。

  • 御神墓

    御神墓

    社殿裏手の神体山である八百山のふもとに葬られたという当社の御祭神・宇摩志麻遅命がお鎮まりになられていると伝わる円墳です。 社殿が創建される以前は御祭神が鎮まる八百山を神体山として崇めており、御神墓だけでなく山全体が神聖な空気に包まれています。

  • 勝石

    勝石

    宇摩志麻遅命が石見の地に降臨された際にお腰を掛けられたと言われる岩で、触れると御祭神の勝運の御神徳にあやかり全ての願いに通じる勝運を授かれると言われています。 勝石の裏には昔から大きくもならず枯れもしないと言い伝えられる桜の樹が植わっています。 この勝石と桜の樹は昔は神社から東へ600メートルくらい行ったところにある宇摩志麻遅命が国見をされた後に降り立たれた「折居田」といわれる場所にありましたが、道路の拡張工事のために昭和56年の秋、伝説と共に一緒に境内へ移されました。

  • パーソロン号御神馬像

    パーソロン号御神馬像

    モデルとなったパーソロン号は七冠馬シンボリルドルフの父馬でその血統で一時代を築いたサラブレッドです。 馬主である和田共弘氏が当社の氏子だったご縁から御奉納頂きました。 競馬ファンがよく訪れることから御神馬像の前には野菜や果物などが供えられていることも。 もともとは大正9年(1920)奉納の馬の銅像が同じ場所にありましたが太平洋戦争の際に国に供出されその後現在の銅像が平成2年(1990)午年の年に奉納されています。

  • 狛鶴

    狛鶴

    御祭神・宇摩志麻遅命が鶴の背に乗って降臨されたという伝説が残っていることから物部神社の神使(神さまのお使い)は「鶴」、御神紋も太陽を背に負った鶴「ひおい鶴」となっています。 そのことから境内各所には鶴の像や御神紋ひおい鶴が多数配置されています。

  • 禊石

    禊石

    神職が神事の時に身の穢れを祓い清める祓所です。

  • 東五社(神世七代社)

    東五社(神世七代社)

    「日本書記」において天地開闢のあとに現れた13柱(神世七代)を祀る末社です。

  • 須賀見神社・乙見神社

    須賀見神社・乙見神社

    本殿東側に鎮座する末社。 御祭神はそれぞれ宇摩志麻遅命の子孫にあたる六見宿禰命と三見宿禰命で、第6代孝安天皇の御代に活躍された神様です。

  • 後神社

    後神社

    御祭神・宇摩志麻遅命の妃神である師長姫命を祀る摂社です。 2本の杉の木に守られるように静かに鎮座しています。

  • 一瓶社

    一瓶社

    佐比売山三瓶大明神を祀る末社です。 石見国を制した宇摩志麻遅命は3つの聖なる瓶を各所に納めて平和を祈りました。 その1つが一瓶社です。 そして2つめは浮布池の邇幣姫神社に、3つ目は三瓶山の麓の三瓶大明神に奉納されました。 これが三瓶山の名前の由来になったと言われています。 12月には一瓶社内で正月節分に皆さまにおわかちする白酒を造る酒造神事が執り行われます。

  • 眞名井神社

    眞名井神社/御神井

    平安時代から枯れることなく豊かに御神水が湧き出ている御神井。 その昔「石見国安濃郡川合郷に甘露降る」と古文書に書かれ、時の国司が朝廷に献上したところ、天皇は吉兆だと喜ばれ、元号を仁寿と改められました。(851~854) 御神井に湧き出る御神水はこの流れといわれ、枯れることなく現在に至っております。 手水舎にもこの御神水が流れているほか、正月節分でおわかちする物部神社特製の御神酒にも用いられています。令和5年7月に崇敬者様の御奉納のより御神井にお社が建立され、眞名井神社として新たにご遷座されました。御祭神は彌都波能賣神。水神様です。

  • 西五社(荒経霊社・皇祖四代社)

    西五社(荒経霊社・皇祖四代社)

    本殿の西に隣接する末社です。 荒経霊社は素戔嗚尊を、皇祖四代社は天忍穂耳尊・瓊瓊杵命、彦火々出見尊・鵜草葺不合命(天照大御神の直系子孫4代)を祀っています。

  • 稲荷神社

    稲荷神社

    稲倉魂命ほか大穴牟遅神、大年神、大地主神を祀る末社です。 御神徳は五穀豊穣・諸業繁栄等。

  • 菅原神社(天満宮)

    菅原神社(天満宮)

    学問の神として名高い菅原道真公を祀る末社です。 御神徳は学業成就・受験合格・雷除・五穀豊穣等。

  • 柿本神社

    柿本神社

    柿本人麿朝臣を祀る末社です。 柿本人麿は宮廷に奉仕した第一の歌人であり物部氏の流れとの説もあります。 石見と深い関わりがあり「君がため浮沼の池の菱摘むと わが染めし袖濡れにけるかも」という歌があります。(石見国で没する) 御神徳は学業成就・学問向上・安産・防火等。

  • 淡島神社

    淡島神社

    少彦名命を祀る末社です。 医薬の神・足傷神・女性の守り神。(腰から下の病に霊験あらたかと言われています。)

  • 八重山神社

    八重山神社

    伊邪那美命、大山祇神、若布都主神を祀る末社です。 御神徳は牛馬守護・交通安全等。

  • 夜なき椨・聖天さん

    夜なき椨・聖天さん

    古来より子育ての御神木として有名な「夜なき椨」は夜泣きをする子をこの木の空洞に一晩寝かせておくと夜泣きがなおると伝えられています。 その夜なき椨の中に縁結び・安産の神とされる大聖歓喜天を祀っています。 御神徳は子どもの病気平癒・夫婦和合・縁結び・子宝授け等。

  • 恵比須神社

    恵比須神社

    事代主神・大国主命を祀る末社です。 御神徳は商売繁昌・海上安全等。

  • 石見尊徳岩谷九十老翁頌徳碑

    石見尊徳岩谷九十老翁頌徳碑

    江戸後期から明治中期にかけての地元の豪農・岩谷九十老翁(米安大明神)を顕彰する石碑です。 飢饉の時には私財をなげうって町民に食べ物を分け与えるなど地域に多大な貢献をされた翁の偉業は、地元川合小学校の校歌にも物部神社の名と共に残っています。 正面の書は徳川宗家の第16代当主徳川家達が書いたものです。