皆さんは「お朔日参り」という言葉を聞いたことはありますでしょうか?

ご存じの方も多いと思いますが簡単にご説明すると、毎月1日に前の月を健康で無事に過ごせた事への感謝とこれからの一月の無病息災を祈って神社に参拝することを「お朔日参り(おついたちまいり)」というそうです。

そんなお朔日参りをされた参拝者様にのみおわかちする授与品を新しくお出しすることになりましたので授与所よりお知らせ致します。

 

翔運守

翔運守(しょううんまもり)初穂料700円

当社の御神紋である「ひおい鶴」を絹糸の水引で結び五穀豊穣の象徴である稲穂を挿して奉製した毎月1日限定頒布の御守りです。

翔運・勝運・商運・招運など様々なショウ運守護を毎月1日に執り行われる月次祭にて祈念しお祓いした後、皆さまにおわかちします。

神棚の近くにピンやテープ等で吊してお祀りいただき物部の大神様の鶴が天高く飛翔するかの如く高まる御神徳をお受け下さい。

 

ひおい鶴の御神紋は御祭神・宇麻志摩遅命様が石見の地に鶴に乗って太陽を背に負って降臨されたという伝説をもとに、全国でも当社唯一の御神紋として定められました。

勝運の神様を運んできた鶴は、同時に石見の地にとどまらず全国各地で稲(実り)をもたらした神秘的な存在としても語り継がれています。

鶴がくわえていた稲穂が実り稲作の起源となったということです。

物部神社には7月の御田植祭というお祭りで、サンバイサンと呼ばれる童女が参拝者様にショウブを撒き、そのショウブを田の水口に挿すと虫除けになり五穀豊穣の御神徳を授かれるという神事があります。

そのサンバイサンも石見に稲をもたらした鶴の立場にあり、稲鶴姫であり稲霊であるとも一説では言われています。

初穂

その言い伝えを当社に初穂としてお供えされた稲穂を挿すことで再現しました。

御神紋のひおい鶴、鶴と縁深い稲穂を合わせて御守りにした大変縁起の良い御守りです。

翔運守

ひとつひとつ職員が心を込めて一から手作業で奉製しています。

作るのにとても時間がかかるため毎月お出しできる数量に限りはございますが、お朔日参りにいらした際にはぜひご拝受下さいませ。

この御守りをきっかけにお朔日参りにご興味をもってくださる方が少しでもいらっしゃいましたら幸いです。

お朔日参りに限らず、日頃から神様への感謝の心を忘れないように過ごしていきたいものですね。

 

巫女