もうすぐ年越し、神社では一年で一番忙しい時期がやって参ります。

物部神社でも新年に向けての準備が着々とすすんでおります。

 

12月25日にすす払いを執り行いました。

最初にすす払いのため集まってくださった物部会を始めとする氏子総代の方達全員で中田宮司によるお祓いを受け、大掃除スタートです。

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社殿の内外隅々まで皆さんのご協力のもと綺麗に掃き清め、新年を迎えるにあたって年神様をお迎えするのにふさわしい清らかな状態にいたしました。

 

そして、拝殿の注連縄も新年を迎えるにあたって新しいものに取り替えられ、正月飾りである簑組飾りも合わせて設置されました。

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▽設置風景

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この日はお天気にも恵まれ、すす払い・注連縄設置の間も気持ちのいい青空が広がるとても清々しい1日となりました。

 

下の写真が簑組飾りですが、さらに年越し間際にはおもちやゆずり葉、スルメなどのおめでたい縁起物が飾られる予定です。

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どちらも物部会の方達お手製の心のこもった一品です。

使用している藁も氏子さんが作られた稲から出来ています。

 

▽製作風景

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結構力のいる作業ですが、皆さん慣れた手つきで綯っておられました!

そして、半日もかからず完成いたしました。

これはもう職人技ですね!

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注連縄は神の領域と現世との境界を明確に区別し、神域に不浄なものが入ってこないよう結界の役割を果たしてくれるとされています。

それと同時に、ここは神様が降りてこられるのに相応しい清らかな場所ですよ、ということを示す意味合いもあります。

氏子の皆様の想いの詰まった立派な注連縄とすす払いによって綺麗に清められた神域に年神様もお喜びになり、安心して来たる新しい年にも神社に舞い降りてきてくださることでしょう。

 

 

巫女